こんにちは、Sansanです。日立の電気乾燥機を毎日使っていて、「あれ?いつもより乾きが悪い」「乾燥時間が長くなった」と感じたことはありませんか?
結論から言うと、乾かない原因の大半はフィルターの目詰まりです。この記事では、日立の電気乾燥機を5年以上使ってきたユーザー(DE-N60WVを5年使用後、現在はDE-N60HVを毎日使用中)として、乾かないときに確認すべきポイントを順番に解説します。
取扱説明書に載っている点検項目【早見表】
DE-N60HVの取扱説明書の「修理を依頼される前に」には、乾燥時間が長い・乾かないで止まってしまうときの点検項目が載っています。まずはこの表で当てはまるものがないか確認してください。
| 点検するところ | 対処 |
|---|---|
| 糸くずフィルターが目づまりしていないか | 毎回掃除する。ブラックフィルターは月1回 |
| 洗濯物の脱水をよくしたか | しっかり脱水してから入れる |
| 衣類がからんでいないか | ほぐしてから入れる |
| 洗濯物が多すぎないか | 標準乾燥容量(6kg)以内に。風乾燥コースは約1kg |
| 運転中に洗濯物を追加していないか | 途中で足さない |
| 洗濯物が多いのにヒーターが「弱」になっていないか | ヒーターの設定を確認する |
| 室温が低くないか(約5℃以下) | 寒い場所ではヒーター「弱」で運転することがある |
| エアハッチを閉じて風乾燥運転をしていないか | エアハッチの開閉を確認する |
| 乾燥の途中で10分以上停止していなかったか | 止めたらすぐ再開する |
以下、それぞれを順番に説明します。
まず知っておきたい:正常な乾燥時間の目安
カタログ上は衣類の種類ごとに乾燥時間の目安が書かれていますが、正直、我が家では説明書どおりに「服だけ」「タオルだけ」と分けて乾かしてはいません。入れられる量をまとめて入れて、だいたい3時間くらいです。
大事なのは「いつもと比べてどうか」です。同じような量・内容なのにいつもより明らかに時間がかかる、乾き残りが出るようになったら、どこかに原因があります。
原因1:フィルターの目詰まり【最も多い】
取扱説明書にも、目詰まりしたまま使用すると機体内部の温度が高くなり故障や修理の原因になること、そして乾燥時間が長くなることが明記されています。
- 毎回:フィルターセットのフィルターカバーと内フィルターを掃除する
- 月1回:ブラックフィルターを掃除する

▶ 外し方・掃除の手順は写真つきで解説しています:日立乾燥機 ブラックフィルターの外し方・戻し方を写真で解説
原因2:衣類の詰め込みすぎ
標準乾燥容量(DE-N60WV・DE-N60HVとも6kg)を超えて詰め込むと、温風が行き渡らず乾きムラや時間超過の原因になります。厚手のものが多い日は、量を減らすか2回に分けるのが結局早いです。
原因3:設置環境の問題
意外と見落としがちなのが設置環境です。取扱説明書では以下が求められています。
- 壁や天井から両側面・背面・上面は4.5cm以上、下面は10cm以上離す
- クローゼットなど密閉した場所で使わない(温度が上がり故障の原因)
- 使用中は窓を開けるか換気扇を回して換気をよくする
吸気口・排気口の周りにほこりや物があると乾燥効率が落ちるので、周辺もチェックしてみてください。
運転中の洗面所はかなり熱くなる
実際に使っていて感じるのは、運転中の洗面所はめちゃめちゃ熱くなるということです。取扱説明書にも「温風で室温が上昇します」と書かれていますが、体感としてはそれ以上です。
我が家では、洗面所と生活スペースのあいだの扉を閉めて運転しています。閉めておくと運転音が気にならなくなりますし、熱が廊下や部屋に広がるのも防げます。夏場はとくに、家じゅうが暑くなるのを避けられるので助かります。冬は逆に、扉を開けて暖かい空気を逃がしてもいいかもしれません。
扉を閉めると洗面所に熱と湿気がこもるので、我が家では洗面所の換気扇を常につけています。取扱説明書でも、使用中は窓を開けるか換気扇を回して換気をよくすることが求められています。扉を閉めて使う場合は、換気扇とセットで考えてください。
原因4:フィルターの寿命
掃除しても改善しない場合、ブラックフィルター自体の寿命が考えられます。目安は約1年。光にかざして網目が透けなければ交換のサインです。
▶ 交換用フィルターの型番と購入方法:DE-N3F-015とは?【日立乾燥機フィルター型番の意味と交換方法】
我が家で使っている純正の交換用フィルターです。
原因5:脱水不足と、衣類のからみ
取扱説明書の点検項目には、「洗濯物の脱水をよくしましたか」「衣類がからんでいませんか」の2つが入っています。
乾燥機に入れる時点で水分が多いと、そのぶん乾燥時間は延びます。また、洗濯でからんだまま入れると、かたまりの内側に温風が届きません。洗濯機から出したら、からみをほぐしてから入れるのが基本です。
原因6:室温が低い【冬に時間が延びる理由】
見落としやすいのが室温です。取扱説明書には、室温が約5℃以下のとき、ヒーター「弱」で運転することがあると書かれています。
つまり、寒い場所に置いていると、自分で設定を変えていなくても弱い運転になり、乾燥時間が長くなることがあります。冬になって急に乾きが悪くなったと感じたら、故障を疑う前に設置場所の寒さを確認してみてください。
ちなみに我が家は洗面所に置いています。家の中では比較的寒い場所ですが、冬に乾燥時間が長くなったと感じたことはありません。室内であれば、約5℃を下回ることはそう多くないのだと思います。
逆に言えば、この項目が当てはまるのは、ベランダや屋外に近い場所、暖房の届かない北側の部屋など、本当に冷え込む場所に置いている場合です。なお、「低温乾燥」コースについては、取扱説明書に「室温が約10℃以下の環境で運転すると、乾きがわるくなる場合があります」とあります。低温乾燥コースをよく使う方は、もう少し早い段階で影響が出る可能性があります。
原因7:ヒーターやエアハッチの設定
設定が合っていないだけ、ということもあります。取扱説明書で挙げられているのは次の2つです。
- 洗濯物が多いのに、ヒーターが「弱」になっていないか
- エアハッチを閉じたまま、風乾燥運転をしていないか
なお、風乾燥コースで乾かせる衣類の量は約1kgです。通常の乾燥と同じつもりで入れると、乾き残りが出ます。
原因8:運転中に洗濯物を足した・途中で止めた
運転の途中で洗濯物を追加すると、最初に見込んだ時間では乾き切りません。また、乾燥の途中で10分以上停止していた場合も、乾かないまま終わる原因として挙げられています。
途中でドアを開けて中を確認したまま、しばらく放置してしまうと当てはまります。止めたらすぐ再開するようにしてください。
ランプが点滅してブザーが鳴ったときは
乾燥時間が長すぎたり、乾かないまま止まったりすると、本体がランプの点滅とブザーで知らせてきます。これには2種類あります。
| 種類 | 症状 | 対応 |
|---|---|---|
| 異常運転報知 | 「低温乾燥」「15分」「60分」のランプと、「標準」か「除菌」の文字が点滅して、ブザーが15秒間鳴る | この記事の点検項目を順番に確認する |
| 故障報知 | 電源を入れてもブザーが3秒鳴って自動で切れる/運転中にランプが点滅し、ブザーが15秒鳴って電源が自動で切れる | 販売店に修理を依頼する |
異常運転報知は、点検すれば直ることが多い知らせです。あわてて修理を呼ぶ前に、フィルター、洗濯物の量、脱水、室温を見直してみてください。電源が自動で切れてしまう場合は故障報知なので、販売店への相談になります。
ブザーの鳴り方で見分ける
乾燥機のブザーは、異常のときだけ鳴るわけではありません。取扱説明書に書かれている鳴り方を整理すると、次のようになります。
| 鳴り方 | 意味 |
|---|---|
| 終了ブザーが8回鳴る | 運転が終わった合図(正常) |
| 運転の途中でドアを開けると鳴る | 本体や衣類が熱いことのお知らせ(正常) |
| ランプが点滅して15秒間鳴り続ける | 異常運転報知。点検項目を確認する |
| 鳴ったあと電源が自動で切れる | 故障報知。販売店に相談する |
我が家でも、ブザーが鳴ってドキッとしたことがあります。運転を始めてすぐに一時停止ボタンを押してドアを開けると、ブザーが鳴ります。最初は何かの異常かと思いましたが、これは取扱説明書にある「本体や衣類が熱いことのお知らせ」で、故障ではありませんでした。
もうひとつ、乾燥に時間がかかった日にブザーが鳴ったこともあります。ただ、音に気づいて見に行ったときには、もう電源が切れていて、ランプは確認できませんでした。正常に終わった合図だったのか、異常の知らせだったのかは、そのときは分からずじまいです。
この経験から言えるのは、ブザーが鳴ったら、すぐに見に行ってランプを確認するのが大事だということです。8回で止まれば正常終了、15秒ほど鳴り続けてランプが点滅していれば異常運転報知です。鳴り方を覚えておくだけでも、判断がしやすくなります。
掃除したのに、すぐフィルター目づまりのランプが点く場合
フィルターを掃除した直後なのに目づまりのランプが点滅することがあります。取扱説明書では、故障ではない例として次の2つが挙げられています。
- 毛布やタオルケットなどの大物を乾かしたとき:フィルター目づまりのサインが点滅しやすくなります
- エアハッチを開けたまま運転したとき:仕上げ・風乾燥コース以外でエアハッチが開いていると点滅することがあります
また、運転が終わってからフィルターを掃除しても、電源を入れ直すと再びランプが点滅してブザーが鳴ることがあります。これは目づまりを再度知らせる仕組みなので、掃除が足りているかをもう一度確認してください。
なお我が家では、毛布やタオルケットを乾かしたときに、このランプが点いた経験はありません。大物を入れたら必ず点くというものではないようです。もし点滅したとしても、取扱説明書にあるとおり故障ではないので、フィルターを掃除して様子を見れば大丈夫です。
それでも乾かないなら故障の可能性
フィルター・量・設置環境をすべて見直しても改善しない場合は、ヒーターやセンサーの不調が考えられます。無理に使い続けず、日立のサポートに相談しましょう。購入から時間がたっている場合は、修理費用と買い替えの比較も検討を。
取扱説明書の「愛情点検」でも、乾燥時間が異常に長くなったことは、使用を中止して点検・修理を相談する症状のひとつに挙げられています。点検項目をすべて確認しても改善しないときは、無理に使い続けないでください。
よくある質問(FAQ)
Q. フィルターを掃除したのに乾きが悪いままです
A. ブラックフィルターの寿命(約1年)か、ドラム奥のバックフィルターや内部のほこり堆積が考えられます。フィルター交換で直らなければサポートへ相談してください。
Q. 乾燥時間が長いと電気代はどれくらい変わる?
A. 乾燥時間が延びた分だけ電気代も増えます。フィルター掃除は節電にも直結します。▶ 詳しくは:日立乾燥機の電気代
Q. 湿った匂いが残るのはなぜ?
A. 乾き切る前に運転が終わっている可能性があります。詰め込みすぎを避け、フィルターを掃除したうえで、水洗いしたフィルターは完全に乾かしてから戻してください。
Q. 冬になると乾燥時間が長くなるのは故障?
A. 故障とは限りません。取扱説明書には、室温が約5℃以下のときはヒーター「弱」で運転することがあると書かれています。寒い場所に置いている場合は、それが原因で時間が延びている可能性があります。
Q. ランプが点滅してブザーが鳴りました。すぐ修理が必要?
A. 「低温乾燥」「15分」「60分」のランプが点滅してブザーが15秒鳴るだけなら、異常運転報知です。フィルターや洗濯物の量、脱水、室温を点検してください。電源が自動で切れてしまう場合は故障報知なので、販売店に修理を依頼します。
「乾かない」を防ぐ日常の習慣
- 使用後すぐにフィルターの糸くずを取る:乾いた状態のほうがほこりが取りやすく、習慣化しやすいです
- 脱水をしっかりかけてから乾燥機へ:入れる時点の水分量が少ないほど乾燥は早く終わります
- 時間に余裕を持って回す:まとめてたっぷり入れると3時間コースになるので、出かける前より寝る前や在宅中の運転が向いています
まとめ:チェックの順番
- フィルターの掃除(毎回+月1回の分解掃除)
- 衣類の量を標準容量以内に。からみはほぐして、脱水はしっかり
- ヒーターの設定とエアハッチの開閉を確認
- 設置スペースと換気、室温(約5℃以下では弱運転になることがある)
- 1年以上使ったフィルターは交換
- ランプの点滅とブザーが出たら、異常運転報知か故障報知かを見分ける
- それでもダメなら日立サポートや販売店へ
▶ フィルター掃除の総合ガイド:日立 DE-N60WV フィルターの外し方・掃除・交換方法



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